オオサンショウウオと一緒に京都の紅葉はいかが――。保津峡の景色を楽しめる嵯峨野観光鉄道(京都市)のトロッコ列車に、30日からオオサンショウウオの特大ぬいぐるみが「乗車」して、乗客をもてなしている。11月8日まで。
ぬいぐるみは体長55センチと90センチ、1・7メートルの3種類で計12体。「オオサントロッコ列車」(5両、指定席)と銘打った車両の座席などに座り、トロッコ嵯峨―トロッコ亀岡駅間の約25分間、保津川沿いの旅にお供する。除菌済みで、抱いたり記念撮影したりできる。
家族3人で乗った滋賀県野洲市の主婦、寺師直美さん(35)は「可愛かった。息子が楽しんでいてよかった」と話した。企画を担当した同鉄道の秋田保代さん(49)は「少しずつ始まってきた紅葉をオオサンショウウオと一緒に楽しんで」と話す。
鴨川上流に生息するオオサンショウウオを紹介する京都水族館の企画「京都水族館ぬめぬめワールド2020」のコラボ企画。市内を走るMKタクシーも11月8日まで、3台の助手席に制服を着た「オオサンショウウオ」を乗せている。(紙谷あかり)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル